川崎市宮前区の歯医者・小児歯科|東有馬おとなこども歯科

新着情報

TOPICS

ブログ

「歯並び」より先に見てほしい。“噛めない・飲み込めない”が、子どもの未来を変える話【東有馬おとなこども歯科】

「うちの子、食べるのが遅いんです」
「噛まずに丸のみしてる気がする」
「クチャクチャ音がする」「口からこぼれる」
「硬いものを嫌がる」「いつも水で流し込む」

東有馬エリアの保護者の方から、こうしたお悩みを聞く機会が増えました。
そしてここが大切なのですが それは単なる“食べ方のクセ”ではなく、お口の機能(噛む・飲み込む・呼吸・舌の動き)の発達が追いついていないサインかもしれません。

歯科というと「むし歯」「歯並び」から入るイメージが強いと思います。もちろんそれも大切。ただ、実は歯並びは“結果”として表れることが多く、もっと手前にあるのが噛む力・舌の使い方・飲み込み方です。ここが整うと、顎の成長や歯の並ぶスペースにも影響し、結果として歯並びの土台が変わってきます。

この記事では、東有馬おとなこども歯科が大切にしている「お口の育ち」の視点から、
噛めない・飲み込めないが起こる理由家庭で気づけるサイン今日からできる改善、そして歯科でできることを、わかりやすくまとめます。
(※本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断や治療結果を保証するものではありません。対応はお子さまの状態により異なります。)

なぜ今「噛めない子」が増えているのか

結論から言うと、子どもが悪いわけではありません。環境が変わっています。

  • 食事がやわらかく、噛む回数が減りやすい
  • 早食いになりやすい生活リズム
  • スマホ・タブレット視聴で姿勢が崩れ、噛む姿勢が作りにくい
  • 口呼吸・鼻づまりで「噛みながら呼吸する」負担が増える
  • 舌や唇、頬の筋肉の使い方が偏る

噛むことは、単に食べ物を細かくするだけではありません。
顎の骨を育てる刺激であり、舌や唇の使い方を学習する機会でもあります。噛む回数が少ない状態が続くと、顎の成長や舌の位置に影響し、歯並びの土台が小さくなりやすいこともあります。

噛めない・飲み込めないが続くと、何が起きやすい?

保護者の方が一番心配なのは「歯並び」だと思います。もちろんそこにもつながります。
ただ実際は、影響はもっと広いです。

  • 食事に時間がかかり、疲れやすい
  • 丸のみが増え、むせやすい/喉につかえやすい
  • 口が開きやすく、乾きやすい(むし歯・口臭リスクが上がることも)
  • 舌が下がりやすく、歯の内側から押す力が弱い
  • 頬や唇の圧が勝ちやすく、歯列が狭くなりやすい
  • 発音がはっきりしない(サ行・タ行などが気になることも)
  • 食べこぼしが多い、クチャクチャ音が出やすい

これらはすべて「お口の機能」という共通の土台に関係します。
つまり、歯並びを整える以前に、“お口が正しく働く状態”を作ることが、実は近道です。

家庭で気づけるチェックリスト(当てはまる数が多いほど要注意)

次の項目、いくつ当てはまりますか?

  • 食事中に口が開いていることが多い
  • クチャクチャ音がする/食べ方が雑に見える
  • 噛まずに飲み込む、丸のみが多い
  • 水やお茶で流し込むことが多い
  • 食べこぼしが多い/口の端からこぼれる
  • 前歯で噛み切るのが苦手(麺を噛み切れない等)
  • 口の中に食べ物が残りやすい
  • 発音が気になる(サ行・タ行・ラ行など)
  • 姿勢が崩れやすい(猫背・頬杖・顎が前に出る)
  • 鼻づまりが多く、口呼吸になりがち

当てはまっても、すぐに治療が必要とは限りません。
ただ、複数が重なる場合は、「成長で自然に治る」と決めつけず、**一度“原因の整理”**をしておくと安心です。

よくある誤解:「歯が生え揃ってから考えればいい」

実際は逆です。
歯並びが乱れてから対処するより、乱れやすい条件(噛めない・飲み込めない・舌が低い)を早めに整える方が、できることの幅が広くなります。

特に成長期は、顎・筋肉・呼吸・姿勢がダイナミックに変わる時期。
この時期に「正しい使い方」を身につけると、将来的な負担が減りやすいです。
(※成長には個人差があるため、適切なタイミングは診査で判断します。)

今日からできる、現実的な“3つの改善”

忙しいご家庭でも続きやすいように、やることを絞ります。
ポイントは「頑張りすぎない」「毎日ちょっとだけ積み上げる」です。

① 食事環境を整える(姿勢だけで噛みやすさが変わる)

  • 足が床(または足台)につく
  • 背中を丸めず、テーブルに近づきすぎない
  • 画面を見ながら食べない(噛む回数が落ちやすい)

姿勢が崩れると、舌が下がりやすく、噛む力も入りにくいです。まず土台から。

② “噛む回数”を自然に増やす(硬すぎは逆効果)
いきなりスルメやナッツは難易度が高いです。
おすすめは「噛めた達成感」が出るレベルから。

  • 具のある味噌汁(根菜など)
  • ほどよい弾力の肉団子・つくね
  • 少し厚めの卵焼き
  • おにぎり(やわらかすぎない)

「噛めるものを増やす」より、「噛む機会を増やす」感覚が続きます。

③ 口を閉じる時間を増やす(呼吸と唇の土台)
食事中だけでなく、日中も口が開きがちな子は多いです。
まずは“気づく仕組み”を作るのが現実的。

  • テレビを見始めたら一回だけ「お口閉じよう」
  • 家を出る前に一回だけ「口を閉じて鼻で息」
  • 寝る前に一回だけ「舌は上、口は閉じる」

一回数秒で十分。回数が増えると変わります。

歯科でできること:歯並びを“作り直す”より、土台を“育て直す”

東有馬おとなこども歯科では、「歯を並べる」だけではなく、
噛む・飲み込む・舌・呼吸など“お口の機能”を含めた視点で状態を確認し、必要に応じてサポートを検討します。

  • どこで噛みにくいのか(前歯/奥歯/片側噛みなど)
  • 舌の位置・動かし方の癖
  • 飲み込み方(舌で押すのか、唇で頑張っているのか)
  • 口唇の閉じやすさ
  • 生活習慣(姿勢・食事・鼻づまりなど)

その上で、トレーニング(MFT)や生活指導、装置を用いたサポート(適応がある場合)など、その子に合う現実的な方法を一緒に選びます。
(※装置の適応・開始時期・必要性は個別に判断します。)

「矯正するかどうか」より先に、“今の困りごと”を軽くする

保護者の方が一番悩むのは、結局ここだと思います。
「矯正が必要なの?」「いつから?」「続く?」 不安が多いのが普通です。

だから当院では、いきなり矯正ありきで進めるのではなく、まず
食べにくさ・飲み込みにくさ・口ぽかん・発音の違和感など、目の前の困りごとを整理し、優先順位をつけます。

“今の困りごと”が軽くなるだけでも、家庭のストレスは減ります。
そのうえで、必要なら将来の選択肢(矯正を含む)を一緒に考える。
この順番の方が、無理なく続きやすいです。

受診の目安:この3つがあるなら一度相談を

  • 食べるのが遅い/丸のみが目立つ
  • 口が開いている時間が多い(食事中・普段)
  • 歯並びが気になり始めた(スペースが足りない感じ)

早いほど“できること”が増える傾向があります。
ただし早ければいい、という話でもなく、お子さまに合う時期があります。
まずは状態を把握して、必要性を整理するだけでも価値があります。

東有馬で、子どもの「食べ方」を相談できる場所として

子どもの成長はあっという間で、日々の忙しさの中では「様子見」になりがちです。
でも、お口の機能は“自然に整う子”もいれば、“整えるきっかけが必要な子”もいます。

歯並びの前に、噛む・飲み込む・呼吸という土台を見直す。
それは、将来の治療を小さくするための「守りの一手」になることがあります。

東有馬おとなこども歯科では、お子さまの状態に合わせて、無理のないペースで改善を目指せるようサポートします。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断や治療方針を断定するものではありません。対応は診査・診断に基づき決定します。

【監修者紹介】

井戸 俊輔(いど しゅんすけ)

歯科クリニックに対して、このようなお考えを持たれている方も多いかもしれません。
「歯医者さん恐いな」「通うの面倒だな」「こどもがいるから受診したいけど行けないな」など。
当院は、患者さんが歯科クリニックに対して不安に思いそうなことを、まずは解決したいと考えております。患者さんの不安や悩みを解消された後、こんな綺麗な口元を実現したい、正しい噛み合わせで美味しくご飯が食べたいなど、希望されることについて、お話を聞かせていただきます。

治療回数はかかってしまう場合もあるかもしれませんが、「あの歯科クリニックへ通って良かったな」と感じていただけるよう、東有馬おとなこども歯科は、丁寧なコミュニケーションと患者さんお一人おひとりに適した診療に努めてまいります。スタッフ一同、クリニックでお待ちしております。

略歴:

  • 平成18年明海大学歯学部入学
  • 平成23年明海大学歯学部卒業
  • 平成23年歯科医師免許証取得
  • 平成24年歯科医師臨床研修終了
  • 平成24年4月埼玉県内歯科クリニック勤務
  • 平成26年12月埼玉県内歯科クリニック退職
  • 平成27年1月岡山県津山市井戸歯科クリニック勤務
  • 平成27年5月岡山県津山市井戸歯科クリニック退職
  • 平成27年6月埼玉県内歯科クリニック勤務
  • 平成29年4月埼玉県内歯科クリニックにて副院長就任
  • 令和2年5月埼玉県内歯科クリニック退職
  • 令和3年3月東有馬おとなこども歯科開院

【所在地】
〒216-0002 神奈川県川崎市宮前区東有馬5-1-2
メディカルプラザD東有馬3F

【電話番号】
044-863-6410

【ご予約】
WEB予約 受付中
ご予約はこちらから