
歯を失う原因には、むし歯や歯周病、事故による損傷などがあります。歯を失うことによって食事がしづらくなるだけではなく、発音しづらかったり、顔つきが変わってしまうこともあります。歯が無いことを気にして人前で自然に笑えなくなり、人に会うのが嫌になったり、外での会食を避けたり、と生活する上で普通のことが普通に出来なくなってしまったことはないでしょうか。歯を失うことによって生じたそれらのことを改善させる方法の一つとして義歯(入れ歯)という選択肢があります。一言で義歯(入れ歯)と言っても、実は患者さんの要望や、お口の中の状況、患者さんのライフスタイルに合わせて、見た目や耐久性等の選択肢があります。
取り外しできる入れ歯には、総義歯(総入れ歯)と局部義歯(部分入れ歯)があります。プラスチックでできたものや金属で補強してあるものなど、一言で入れ歯と言っても、様々なタイプがあります。
入れ歯もメインテナンスが大切です
入れ歯も、天然歯と同じように食べかすやプラーク(歯垢)がつきます。毎日、お手入れをして清潔にしておくことが大切です。お手入れが不十分の際に起こりうるトラブルは下記になります。
- 口臭が発生しやすい
- 口内炎の原因になる可能性がある
- 入れ歯に色素や歯石が沈着しやすくなる
- 部分入れ歯の場合、クラスプ(歯に金属がかかっている部分)などがかかっている歯が、むし歯や歯周病になりやすくなる可能性がある
これらのトラブルを防ぐためにも、入れ歯と口のお手入れを行うことが大切です。