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予防歯科・歯周病治療

Preventive dentistry

Preventive dentistry

予防歯科

予防歯科

歯を磨いても、むし歯になる人ならない人

まったく歯磨きをしなくても「むし歯になった事がない」という方がいます。逆に、いくら歯を磨いてもむし歯になってしまう人もいらっしゃいます。生まれた時からむし歯菌を持っているわけではありませんが、生後10ヶ月から31ヶ月の間にお父さん、お母さんなど大人の方からの口移しや外部からの感染が原因のことが多いです。お父さん、お母さんの口の内の、むし歯を作るミュータンス菌がお子さんに感染して歯の表面についた歯垢にすみつきます。糖分を栄養に酸を出します。その酸が、歯のエナメル質という歯の表面を溶かして穴を空けます。それがむし歯です。「歯ブラシ面倒だなあ」「予防って難しそうだなあ」様々なお考えがあるかもしれませんが、後でむし歯になって痛い思いをしたり、むし歯治療が目的で毎月何度も歯科クリニックへ通うことのないよう、予防歯科の考え方、むし歯予防を行うアドバイスをさせていただきます。

何故予防が大切なのか

むし歯や歯周病にかかりにくくなる

予防治療を積極的に行っていくと、お口の細菌環境が良くなっていきます。その結果、むし歯や歯周病にかかりにくいお口の状態になります。しかも、定期的に歯科クリニックへ通うことで、早期の異常もすぐに見つけられる為、何かあった場合でも歯のダメージを極力抑えることが出来ます。

心身の健康を保ちやすくなる

体の健康状態はお口の健康状態と密接に関連しています。最近、歯周病と体のあちこちの病気との関連も次々に指摘されてきています。予防治療を継続的に受けることによって、お口の健康状態が良くなり、それが体の健康改善にも繋がっていきます。また、歯に悩まされることが少なくなりますので、お口の中(歯)が原因で心身的ストレスも感じることも少なくなります。

治療の身体的・金銭的負担が減る

お口の中の状態が悪くなってから治療を受ける場合、悪化しているほど治療そのものが大変になります。その為、状態が悪化しているほど治療費も高くなり、通院回数も期間も長くなります。一旦治療をして落ち着いたとしても、また「悪くなってから通う」ということを繰り返していくうちに、だんだんと状態は悪化していき、その度に治療費がかかってしまうかもしれません。一方、予防治療を積極的に行う場合、定期的に治療費がかかるので、多くの方は「治療費が沢山かかるのでは?」と思われるようですが、実際は、お口の状態が常に良い状態で保たれるので、削ったりかぶせたりというような治療の必要性がなくなり、結果的には費用を抑えられることに繋がることが多いです。何よりも、お口が常に爽やかで気持ちの良い状態を保つことが出来ます。

Periodontal disease

歯周病治療

予防歯科

歯周病とは、
テレビCMでも耳にされることも多いかと思います。歯周病は、単に歯茎の病気だと思われがちですが、実は歯の周囲にある骨まで破壊してしまう病気です。「歯茎から血が出る」「歯茎が腫れる」といったことを感じる方もいらっしゃるかと思います。そのような症状を感じている方は、歯周病の可能性があります。
日本人の成人の80%以上がかかっていると言われていて、歯を失う原因第一位の、お口の中の疾患です。歯周病は、歯を失うだけでなく、体全身の色々な病気を引き起こすことが言われています。歯周病をきちんと予防すること、治療することでお口の健康だけでなく、体全身の健康を改善することが可能です。人間の口が、体全身の健康に繋がること、それを理解して解決することが最も大切なことです。

お口の中の危険因子

  • 歯石歯石が溜まっていると、歯垢が絡みついて取れないため、歯周病リスクが高まります。
  • 歯並び歯並びが悪いと、隅々まで磨けないので歯周病にかかりやすくなります。
  • 悪い噛み合わせ噛み合わせが悪いと、特定の歯に力がかかりすぎてしまい、歯周病を悪化させます。
  • 適合の良くない詰め物や被せ物詰め物や被せ物がぴったり合っていないと、歯垢がたまりやすくなります。
  • 口呼吸、歯ぎしりなどのクセ口で呼吸をしていると口内がかわき、唾液がお口の中を洗い流す作用がうまく働かず、歯周病リスクが高くなります。歯ぎしりは歯に過剰な負担をかけるので、歯周病を悪化させやすくします。

生活習慣などにおける危険因子

  • 喫煙タバコを吸うと歯周病リスクが5倍くらい高まることがわかっています。
  • 食習慣糖分の摂取量が多い、間食が多い、など歯垢をためやすい食事はリスクを高めます。
  • 糖尿病、骨粗鬆症糖尿病にかかっていると歯周病にかかりやすくなります。また、骨粗鬆症にかかっていると骨が弱くなり、歯の周囲の骨の破壊も進みやすくなります。
  • ストレス、睡眠不足ストレスや睡眠不足により体の抵抗力が落ちると歯周病リスクが高まります。
  • 遺伝もともと持った唾液の性質や歯周病菌への耐性などによってもリスクが変わります。
  • 女性ホルモン妊娠中など、女性ホルモンが急増する時期には、歯周病リスクが高くなります。
  • 薬の影響薬を長期服用していると、口の中が乾き、歯周病にかかりやすくなるほか、高血圧の薬の副作用で歯茎が腫れ上がってしまうことがあります。

歯周病の進行

歯肉炎

歯肉炎

歯茎のみの炎症にとどまっている状態です。骨の破壊はまだありません。

症状

歯茎が腫れたり、血が出たりします。

歯周炎(軽度)

歯周炎(軽度)

炎症が奥に進み、歯を支えている骨が破壊され始めている段階です。

症状

症状は歯肉炎と似ており、主に歯茎の腫れや出血が見られます。自覚症状がないことも多く見られます。

中等度歯周病

歯周炎(中度)

歯を支えている骨が3ミリ〜5ミリ破壊されている状態です。

症状

歯根が見えてきて冷たい水がしみるようになる、歯がぐらつく、歯茎から膿が出る、口臭が出る、などの症状が起きてきます。

重度歯周病

歯周炎(重度)

骨が5ミリ以上破壊されてしまっている状態です。

症状

ぐらつきがひどくなり、ものが噛みにくくなってきます。歯と歯の間の隙間が大きくなってきたり、歯茎が膿を持ち、大きく腫れるというようなことが時々起きてきます。

歯周病の治療

ブラッシング指導

1.ブラッシング指導

歯周病を改善するためには歯磨きを正しく行えることが基本になります。軽い歯周病の場合には、歯磨きを改善するだけで治ることが多いですが、どんなに進行していても、歯磨きを正しく行うことは最重要事項です。進行度に応じて歯ブラシの仕方を丁寧に指導致します。

スケーリング(歯石除去)

2.スケーリング(・ルートプレーニング)

歯石がついている場合には、歯石取りを行います。歯根にまで歯石がついている場合には、歯根の表面を器具で滑らかに仕上げ、汚れの再付着を防ぎます。

フラップオペレーション

3.歯周外科

歯周病が進行していて、歯石がそのままでは取り除けない場合、治癒の見込みが薄い場合には、患者さんの同意を得た上で、歯茎を開いて歯石取りを行う、悪い組織を切り取る、などの歯周外科手術を行うこともあります。(保険適用)