小児歯科

PEDIATRIC DENTISTRY

こどものむし歯治療・予防

私が歯科医師になりたてで大学病院にいた時に、むし歯が多くあるが治療ができずに大学病院に紹介されたお子さんを多く見ました。治療するために動かないようネットを巻かれ、顔を固定されて泣きながら治療をされていました。そうなるとお子さんが一生歯医者がトラウマになり大学病院に連れて行くお母さんの負担も大きくなります。
当院では、主にお子さんがむし歯になる前に予防することを重視しています。特に歯質が安定していない乳歯は、永久歯に比べてむし歯になりやすく、進行も早いという特徴があります。乳歯のむし歯を放置すると、永久歯のむし歯リスクや歯並び、かみ合わせにまで悪影響が及ぶため、できるだけむし歯をつくらないようにして健診での早期発見が必要です。

東有馬おとなこども歯科の治療ポイント!

来院の度に、こども達の「自分で出来た!」をつくる

お子さん達に、歯科治療を通じて「自分で出来た!」という喜びを感じていただけたら嬉しいです。こども達が、へ通って、自らの意思で歯科治療に協力をして治療を受けることが、こども達にとって大切な体験の一つだと思います。
「で、頑張って治療を受けることが出来た」
「スタッフや先生と、笑顔でお話することが出来た」
「むし歯を作らないように自分でケアが出来た」
このような、こども達に自分で出来たという達成感を感じていただくことも、で行う小児歯科治療として大切なことです。

こどもの歯について

乳歯の生える時期

多くの赤ちゃんが6ヶ月を迎える頃には、下の前歯が2本生えてきます。
それから1歳半ごろまでに、上の前歯2本と上下前歯の横に歯が4本生えます。これで合計8本です。
1歳半を過ぎると、4本の第一乳臼歯と4本の乳犬歯が生えて、合計16本となります。そして2歳半までに第二乳臼歯が4本生えて、合計20本の乳歯が揃うというのが基本的な流れです。一方、大人の歯は親知らずを入れると最大32本生えてきます。

大人の歯とこどもの歯の違い

こどもの歯(乳歯)と大人の歯(永久歯)の大きな違いは構造にあります。乳歯は、歯を保護するエナメル質やその下の象牙質が薄いため、外部からの刺激に対して脆いのが特徴です。つまり、細菌の排出する酸に弱く、むし歯リスクが高い傾向にあります。乳歯は永久歯と異なり、独自の特性を分析して、一人ひとりのお子さんに合わせたケアが欠かせません。

定期検診の重要性

成長過程にあるお子さんのお口の中では、むし歯以外にも、正常な発達を阻害する様々な問題が起こる可能性があります。
当院では、定期的に健診を受けていただくことで、むし歯をはじめ、
様々な問題点を早い時期に発見し、対応することによって、お口の正常な機能の発達を、お手伝い致します。
バリアフリー設計なのでベビーカーでもお気軽にお越しいただくことが可能です。

  • むし歯の早期発見・早期治療

    乳歯は成長途中であるため、永久歯に比べると脆い傾向があります。また永久歯に関しても生え始めは大人に比べると、むし歯リスクは高いです。そのため、定期的な検診を通じて、早期に問題を見つけ、対応するようにしましょう。
    特に子どもたちは、痛みや不調を正確に伝えるのが難しいことから、親御さんが積極的に歯科医院への受診を後押しするサポートを行いましょう。

  • 歯医者に慣れて、将来のお口の健康を保つ

    将来起こりうるに対する不安や恐さを与えないよう努めます。こどもは、大人が予測しない事柄に対して、不安や恐怖心を感じることが多くあります。当院では、丁寧な治療はもちろんのこと、クリニックの空間からスタッフの対応まで気を配り、お子さんの痛みや不安を取り除けるよう努めます。お子さんが大きくなり、大人になっても、この歯医者さんなら怖くない、緊張しないで通える場所だと思っていただけたら、嬉しく思います。

定期検診で行う、
むし歯予防メニュー

当院では、健診の際に次のことを行っております。
健診の間隔や時期については、お子さんによって異なる為、歯科医師、スタッフより、アドバイスをさせていただきます。

歯みがき指導

むし歯予防で一番大切なのが毎日の歯みがきです。むし歯になりやすいかどうかは様々な要因によって変わってきますが、どんなにむし歯になりやすい子でもしっかりとした歯みがきができているとむし歯になることはほとんどありません。当院では、歯みがき指導に一番力を入れています。汚れを赤く染めだして、どこに汚れが残っているかを視覚的にわかるようにしてしっかり指導させていただきます。

フッ素塗布

歯の表面にあるエナメル質を強くして、むし歯を進行させないのがフッ素の効果です。萌出したばかりの乳歯、永久歯にフッ素を塗布することによりむし歯を予防し、定期的に行うことで健康な歯を維持することが出来ます。

シーラント

歯が生えて間もない時期は、歯の質が未熟で歯の溝が複雑な形をしているために、むし歯になりやすい時期であると言えます。また、他の歯よりも背丈が低く、歯ブラシが当たりにくい時期でもあります。この時期の歯にある小さな溝を、あらかじめセメントやプラスチックで埋めて、むし歯を予防する方法がシーラントと呼ばれる処置です。

食生活等のアドバイス

お子さんのむし歯は、口の中の環境変化に極めて左右されやすいと言えます。お口の中の環境変化に大きな影響を与えているのは、お子さんの食生活です。年齢に応じたちょっとした食生活のポイントを押さえておくと、むし歯予防には極めて効果的です。保護者の方から伺ったお子さんの食生活のうち、むし歯のリスクの高いと思われることから少しずつ改善出来るようにお話致します。

こどもの歯並び、
いつから矯正始めればいいの?

こどものうちから始める矯正治療小児矯正について

「子どもの歯並びが気になる」「舌で遊ぶ癖が収まらない」「気が付くと口呼吸になっている」などのお悩みをお持ちの親御さんへ。
小児期の口腔習癖、歯並びなどは早めに対応することで、将来的に大きな治療を避けることができます。小児の歯科矯正はタイミングが重要です。
当院は無理に治療を進めることは決して行いませんので、まずはどんな小さなことでも、お気軽にご相談ください。お子さん一人ひとりの状況に応じて、適切なアドバイスを行っていきます。